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Tsuki のおはなし 第2話

国際通りに着いて、沖縄にいる友達に電話。
今からこない?
国際通りまでだと歩いて1時間くらいかかるからどうしょっかな。
もし会えそうだったら、また連絡してね。

電話を切り1軒目のお店へ。

1、2杯飲んだら次のお店に行くっていう感じで、はしご酒をしながら、話す内容はヘナとシークヮーサーが大半。
いやぁ、それにしても今回の旅1日目でもりもりすぎじゃない?
でも、沖縄に住むって事は難しいから、交代で誰かが常にそこにいるってのが良いんじゃない?
なんてことを話しながら、何軒目かのJAZZのライブをやってたお店を出た時にA.M.2時。
次どこ行く?って感じで話してたら、やまんちー!
歩いてきたの?
そう、最初に電話していた歩いて1時間の友達がやまんち。
去年の9月に奈良でやった指甲花祭からずっと旅をしていて、今は沖縄に住んでいる。
国際通りに向かっている途中、電話の充電がなくなったかなんかで会えるかどうかわかんないなぁ、まぁ、でも会えるっしょってなかんじで歩いていたら、ばったりはちあわせ。
3人とも大興奮で次のお店に直行。
大ちゃんと僕の頭にひらめきが。
ねぇ、やまんち、面白い話があるんやけど。
今回の旅の目的を話し、そして今日あった出来事。
やまんちさぁ、やんばるに住まない?
えー、どうしよっかなぁなんて展開にもならず、もう沖縄から出ることが決まっていた。
あれ?
流れ的にはバッチリなんやけどなぁ、そんな上手くもいかへんか。
お店を出たのが5時くらい。
船の出港が7時。
やまんちが良いとこあるよと連れて行ってくれたのが、お寺にソファーがあるところ。
ここで船までの少しの間ウトウト。
やばい!
6時30分や!
大ちゃんが飛び起き、やまんち、またね!
猛ダッシュで寺から駆け下り道路に出たら、ナイスなタイミングでタクシー。
時間がないんです!船が!
でも、カバンを取りに行かないと!
僕達はバックパックを駅のコインロッカーに預けていたから取りに行かないと!
駅に着きコインロッカーまで猛ダッシュ!
大ちゃんトイレに超特急!
ガチャガチャガチャ!
鍵が回らない!
駅員さんに叫び伝えると、この鍵を使ってと渡された鍵で回したら、鍵穴ごとズボッと引っこ抜かれて、鍵に鍵穴がくっついてる。
意味がわからない。
カバンが出せない。
再び駅員さんに、穴が!とれたよ!
すると、あー、たまになるんだよねぇ、みたいな。
直せるかなぁ、なんて言いながらガチャガチャしてくれているうちに、もう一つの大ちゃんのロッカーも開けておこうと思いガチャガチャガチャ!
ズボッ!
うそーん!!
こっちも鍵穴ごと抜けてしまい、船の時間が迫る。
なんとかカバンをロッカーから救出し、大ちゃんが戻ってくる。
エスカレーターを駆け下り、待ってもらっていたタクシーに飛び乗り港まで!
すると僕達が朝7時出港の船に乗ることを理解した、とても柔らかい感じの、ほっぺがホワンと赤ピンク色の温厚そうな運転手さんのギアが入った。
捕まんな!
車のギアをカンカンカンっと入れ、アクセル全開。
ウーウォンウォンウォン!
その場でタイヤがキュルキュルキュル!
ドヒュン!!
いきなりトップスピード、コーナーもギアを入れなおしキキキキキィ。
みんなの体が傾く。
笑けてきた。
映画やん!
行け行け、間に合え!
これはお釣りはいらないですのパターンやな。
1万円札しかなく、しっかりとお釣りをもらいギリギリセーフ❣️
いやぁ、ほんっと面白かった。
船に乗った僕達はまだベロンベロンだったので、とりあえず眠りますか。
2時間ほどで目が覚め、沖縄の農家さんに滋賀に戻ってから連絡すると言っていたけど、ヘナ畑とシークヮーサーは早めに決めてしまったほうがいいと思い、電話で伝えた。
ヘナはオッケー。
シークヮーサーは持ち主に聞いてくれるとのこと。
折り返し電話がかかってきた。
なんと、シークヮーサーはすでに違う人に決まってしまっていた。
ガーン、まぁそらそうか。
でも、面白くなってきたよ。
ど直球で話がどんどん加速していった旅の1日目。
2日目の朝、船の上で話がウネウネとし始めてきた。
お陰様で与論島が超楽しみになり、どんなことが待ち構えているんだろうと、すんごいことが起こるんだろうと感じながら再び眠りについた。