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Tsuki のおはなし 第4話

次の日、どうしようかなぁ。

役場にもう一度行きたいけど、カラッと晴れた日に行きたいなぁ。

あいにく天気があまり良くなく、というか、こっちに来てから晴れた日がなく、めっちゃ寒い。

関口さんが迎えに来てくれて、モリンガ畑や与論島のディープなところを案内してくれた。

 

 

あまりにも寒いので、あったかい服を探したり五本指ソックスを探したり、あったかいお風呂に入ったりと、怒涛のように続いていた旅の流れを一旦落ち着かせ、ゆっくりと体を休ませ、次の日、再び役場へと向かった。

その前に、もう一度えっちゃんのところへ。

知らないおばちゃん達。

なにやらざわついている。

私たちも Henna を育てたいと。

今この島はサトウキビと家畜がメイン。

牛の数は島人の数より多い。

サトウキビが重労働でだんだん大変になって来て、家畜も365日命のお世話が大変だと。

Henna の話を聞いて、ぜひやりたいとの事。

喜んで喜んで。

だけどもだっけっど。

僕たちにはやりたい栽培方法がある。

そこをみんなで統一しないとおかしな事になっちゃうから、慎重に。

与論島の人達を巻き込んで Henna を育てるのは、ちょっとしたきっかけで一気に島中に広がるかも。

島の人達と一緒に作りたい。

栽培や収穫に来る美容師さん達が、島の人達と一緒に畑をしている姿を思い浮かべた。

最高やん!

さてさて、いざ与論町役場へ。

 

 

担当して頂いたのは丁度僕たちと同じくらいの世代の人。

まずは僕たちが何者なのか、何しに来たのか。

今回の旅で同じ事を何回話したやろ、だいぶ上手くなってきたな。

そして Tsuki の商品をいくつか持って来ていたので見てもらい、反応を待つ。

 

何日か前にきていただいた時に、別のものが伺っていた話を聞いて Henna を自分なりに調べて見たんです。

実は与論島はサトウキビを主としていまして、ただ仕事としては冬が一番忙しく、それ以外の季節が空いていまして。

そして、常々与論島の物産が何か無いかと試行錯誤していまして、この Henna が物産になるのではと可能性としてあるのではと。

!!

もしも種があれば分けていただけないでしょうか?

!!!!!

もちのロンでございます。

もしもこれが上手くいって、与論島の景色が Henna に変わっていったら確実に地下水は今よりも綺麗になっていく。

無肥料、無農薬の畑が広がり、青い海とサンゴ礁。

満月の日には Henna を収穫に来た人と島人、百合ヶ浜にきた人たちが集まり満月収穫祭❣️

神の島、月の島と呼ばれる与論島。

月のリズムに合わせ世界各地旅をしながらその土地の人と共に作る Tsuki 。

 

Tsuki Henna × YORON。

 

めっちゃ綺麗につながるなぁ。

ちょっとどうなっていくかはわかんないけど、楽しみすぎる。

是非沢山の人達とシェアしていきたいので、Tsuki Henna 一緒にやってくれる方どしどし募集中でございます。

今年1年は実験で来年から収穫できればなと。

役場を後にし、残すところ二日。

二日目に那覇行きの船に乗るから、明日はひとり旅。

天気も良くなりそうだし、別荘をでて再びキャンプイン。

朝起きてスクーターにまたがり、一人旅の始まり始まり。