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なんだこれは、だっふんだぁ! part 1

旅の始まりはこんな感じ。

2年前にインドのマナリで神田さおりさんのライブペイントを見て、4年前から与論島で開催されている”月酔祭”のことを知り、そして今年、旅の計画を立てていた。

2017年7月8日、月酔祭。

の、はずが一番上の娘が中学生に上がり部活、学校を休むのが嫌やという。

学校をどうやってサボるかに美を感じていた僕には意味不明やけど、娘からしたら大事なこと。

行くなら家族みんなでと決めていたので諦めた。

うちには今、大ちゃんっていう20年来の友達が住んでいて、一緒にpocapocaをしている。

大ちゃんはなんと、草木染めのヘアカラーリスト!

大ちゃんはマナリも一緒に行っていて、今年の月酔祭も行くことを決めていた。

それは突然やってきた。

大ちゃん月酔祭出発当日、7月4日の朝、けんちゃんさぁ、月酔祭のとこらへんpocapoca休みにしてない?

 

 

ん?

そう、もともと行こうと思ってたから7、8、9、10の四日間を休みにしていた。

 

すかさずかおさんが、あんた一人で行って来たらええやん。

 

 

むむ?

大ちゃんがこのチケットやったら間に合うでと確保。

もともと行かないつもりでいた月酔祭。

あれよあれよと旅が用意され、これは月酔祭とは別にもう一つ何かがあるなと予感した。

せっかく与論島に行くんやし、向こうの自生している植物でTsukiを作りたいなぁとちょいと調べてみると、何やら与論島は神の島と呼ばれていて満月の日に浮かび上がる浜があり月桃が自生している。

ばっちしやん!

ちょいと前に今年も開催する指甲花祭 https://www.facebook.com/shikoukasai/ の出演依頼をしに行った時にYURAIのエマさんに教えてもらった月桃。

LIVEの前に植物の葉を編み込み、その思いを身につける。

フラの時にティーリーフを身に纏うのと同じで、代わりに月桃を。

植物の名前に月という文字が使われているのはすごく特別なもの。

満月の日に神の島で月桃を摘み取り出来上がるTsuki。

ワクワクしてきた。

今回の旅は、ほぼ一人旅。

7月6日、仕事が終わりテント持っていざ出発!

関西空港で那覇行きのチケットを購入するだけでなんかそわそわ。

一人だとこんなにも感じ方や行動が変わるんやなぁと、一人旅を噛みしめる。

一通のメールが。

7月6日は「天赦日」と「大安」と「一粒万倍日」が重なるスペシャルな日とのこと。

自分が本当に必要としているものに気づき選びとり、本来の自分に戻るとかなんとか、それが自然の流れとして起こるらしい。

そのためにはワクワクする気持ちが大事なんだそう。

なんかすごい日らしい。

そして、一本の電話が。

僕がAyurvedaを学ばせていただいている田島先生だった。

ちょうど大ちゃんが与論島に出発した日に田島先生が神奈川から滋賀のpocapocaまでヘアーカットとツキハーブカラーを受けにきてくれていて、次の日になんと、和ハーブ協会の理事長と会う約束をしていると教えてもらっていた。

そして、その次の日が僕の与論島一人旅で一本の電話。

内容はこうだった。

和ハーブとAyurvedaの融合。

もともと日本古来の民間療法はAyurvedaそのもの。

でもAyurvedaで使われている植物はインドのもので、日本の植物とAyurvedaが手を取り合うことは素晴らしいこと。

ぜひ田島先生にお願いしたいと。

その役割は僕たちpocapocaがぴったりだということで電話がかかってきた。

僕たちはAyurvedaを学び始め薬理学などを勉強した時に、これを日本の植物でやりたいと兼ねてから話していた。

いきなりのことでリアクションが薄くしかとれなかったが、超興奮した。

なんだなんだ、とりあえず那覇行きの飛行機に乗ろう。